海で働く漁師にとって、自然は味方である一方で、時に牙をむく存在でもあります。
強風、高波、急な天候の変化。どれも命に関わる危険をはらんでいます。
漁業は、海という過酷な現場で行われる、命がけの仕事です。
特に一人作業が多い現場では、何かあったときにすぐ助けを呼べない状況も少なくありません。
実際、2022年には漁業における死亡・行方不明事故が57件発生しています(厚生労働省)。
一瞬の判断ミスが、命取りになる現実があります。
だからこそ、多くの漁師が身につけているのが「お守り」です。
お守りは、大漁祈願だけでなく、「無事に帰る」ための祈りでもあります。
単なる願掛けではありません。
出漁前にお守りを手にすることで、「気を引き締める」「心を整える」きっかけにもなります。
お守りは、心の備えであり、日々の安全意識を高めるスイッチのようなものなのです。
また、家族の立場でも、お守りは大切な意味を持ちます。
送り出す側が「どうか無事で」と願いを込めて贈る――それが、お守りという形で伝わります。
海という特別な環境で働く漁師にとって、お守りは祈りと現実をつなぐ存在です。
だからこそ、多くの漁師が今も変わらず、それを大切にしているのです。
漁師が「お守り」を持つ理由とは?

漁業の現場は、日々危険と隣り合わせです。海は豊かな恵みをもたらす一方で、時に命を脅かす存在にもなります。
強風、高波、急な天候の変化、そして一人作業による孤立など、事故のリスクは常に潜んでいます。
だからこそ、漁師たちは「祈り」という文化を大切にしてきました。その象徴が「お守り」です。
お守りは、大漁祈願だけではありません。無事に帰港し、また家族と再会できることを願う、命を守るための祈りでもあります。
出漁前にお守りを手にすることで、心を整え、安全意識を高める。そんな精神的な効果も、お守りが長く愛されてきた理由の一つです。
また、送り出す家族にとっても、お守りは「どうか無事で」という願いを形にできる手段です。
海という特別な環境で働く漁師にとって、お守りは祈りと現実をつなぐ存在。今も多くの漁師が、変わらずそれを大切にしています。
海で働く人におすすめの「漁師のお守り」7選
1. 那閉神社(静岡県)|釣り人・漁師に愛される「大漁釣守」

※画像はイメージです
SNSでも話題の那閉神社は、静岡県焼津市にある海の守り神。
漁業関係者や釣り人から「本当にご利益がある」として根強い支持を集めています。
中でも「大漁釣守(たいりょうつりまもり)」は、漁業関係者が身につけているお守りの代表格。
デザインは魚をモチーフにしており、釣果だけでなく海上の安全祈願も込められています。
那閉神社:https://nahe-shrine.jimdofree.com/%E3%81%8A%E5%AE%88%E3%82%8A/
2. 富岡八幡宮(東京都)|釣行安全・大漁祈願の定番守り

東京都江東区にある富岡八幡宮は、釣行安全・海上安全・大漁祈願の神様として有名です。
都市部にありながらも、多くの漁師や船乗りたちが参拝に訪れる場所。
「釣行安全御守」は郵送授与にも対応しており、現地に行けない人でも手に入れることができます。
漁業だけでなく、プレジャーボートや釣り人にも広く親しまれているのが特徴です。
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3. 潮嶽神社(宮崎県)|海の神様に祈る漁業守護

潮嶽神社(しおたけじんじゃ)は、宮崎県串間市にある古社。
山の上にありながら「海上安全」「豊漁祈願」で名高く、地元漁師たちにとって欠かせない神社です。
授与されている御守には、「海難除け」「商売繁盛」など、実際に働く人たちの生活に寄り添う祈願が込められています。
通販対応はしていないため、現地での参拝が基本です。
潮嶽神社の公式HP:https://www.ushiodakejinja.jp/
4. 白崎八幡宮(山口県)|漁業の神に祈る伝統守り

山口県の白崎八幡宮は、海の仕事に関わる人々から「海の守護神」として信仰を集める神社です。
大漁祈願だけでなく、海上での無事故や家族の健康を願う参拝者も多いのが特徴です。
お守りは「大漁守」「安全守」など種類が豊富で、神職による祈祷済み。
郵送授与も可能で、遠方の漁師にも対応しています。
白崎八幡宮公式HP:https://www.omamori.world/
5. うみまもり|濡れてもOK!実用性と祈りを兼ねたお守り
読売新聞が開発した「うみまもり」は、防水素材で作られたユニークなお守りです。
海水に濡れても問題ないため、現場で常に身につけておけるのが大きなメリット。
デザインもシンプルで、サーファーや漁師、ダイバーなど幅広い層に使われています。
「実用性+祈り」を両立した、現代的なお守りの形と言えるでしょう。
6. 手作りお守り|自分で作る、世界に一つだけの守り
神社だけでなく、自分で作る「手作りお守り」も選択肢の一つです。
漁師本人が作るもよし、家族や子どもが想いを込めて贈るのも良し。
素材にこだわったり、船名や日付を刺繍したりすれば、唯一無二の“命のお守り”になります。
祈りの気持ちを込めることで、安全意識もより高まるはずです。
7. 通販・郵送で受け取れるお守り|遠方でも安心
忙しくて神社へ参拝できない漁師や、遠方に住む家族のために、多くの神社では郵送・通販による授与に対応しています。
例えば、富岡八幡宮や白崎八幡宮では、公式サイトや電話での申し込みが可能で、祈祷済みのお守りが自宅に届きます。授与形式が選べることで、誰でも気軽に祈願の気持ちを形にできる時代になっています。
最近では、SNSや各種通販サイトを通じて、神社の祈願済みお守りをプレゼント用に選ぶ人も増えています。
「漁師のお守り」を贈るという選択

想いを届ける“命のお守り”
漁師として海に出る人の多くは、家族や大切な人に見送られて仕事に向かいます。そして送り出す側は、毎日「無事に帰ってきてほしい」と願い続けています。
そんな想いを“形”にして伝えられるのが、「お守りを贈る」という行為です。言葉にしづらい気持ちを、お守りというかたちに乗せて届ける――それはとても優しい選択です。
父の日・誕生日に贈る「命の贈り物」
お守りは、特別な日のプレゼントとしても選ばれています。中でも「父の日」や「誕生日」は、“命を守る贈り物”としての意味を持たせやすいタイミングです。
「仕事の無事を祈って」「いつまでも元気でいてほしい」――そんなシンプルだけど深い想いを、お守りなら自然に伝えられます。
最近では、GPSやSOS通知機能を備えた見守りデバイスと一緒に贈るケースも増えています。祈りと備えを両立する、新しい形のプレゼントとして注目されています。
実際に贈った人の声
「漁師の父に、孫と一緒にお守りを贈りました。帰港したとき“ありがとう”って照れくさそうに言ってくれたのが忘れられません。」 ── 30代女性・静岡県
「離れて暮らす父に、“無事に帰ってきてね”ってメッセージ付きで送りました。今でも船のハッチにぶら下げてくれています。」 ── 20代男性・北海道
このように、お守りは単なる物ではなく、“想いが込められた安心”として多くの人に選ばれています。
命を守るなら、お守り+現実的な備えも

一人作業のリスクに備える
漁業の現場では、一人での作業や小型船の操業も少なくありません。万が一の転落や意識喪失などが起きた場合、周囲に気づいてもらえなければ致命的な事態につながることも。
このような状況に備えるためには、お守りに加えて、現実的な安全対策を講じる必要があります。
おすすめ記事:一人作業の安全対策ガイド|事故・転倒を防ぐために今すぐできること
SOS通知ができるGPSデバイスの活用
近年では、漁業者向けの防水対応GPSトラッカーや、緊急時に位置情報を送信できる見守りデバイスが普及し始めています。例えば、長押しでSOS通知を発信し、家族や関係者に現在地を知らせる製品も登場しています。
このような機器は、海上での一人作業時や万が一の転落時に大きな助けとなります。命を守る最後の砦として、お守りと同じように“身につける安全対策”として注目されています。
中には、神社とのコラボレーションによって、祈願の意味を込めたストラップ型デバイスなども登場しています。
スマホアプリとの併用で安心を強化
さらに、スマートフォンを活用した緊急通報アプリも安全対策の一環として有効です。GPSと連動してSOSを発信できるアプリを事前に入れておくことで、いざという時の行動が早くなります。
また、これらのアプリは家族側からも見守り機能として利用できるものも多く、遠く離れていても命を守る連携がとれるようになります。
「祈り」と「備え」。どちらか一方ではなく、両方を持つことが、これからの海の仕事における新しい安全のかたちです。
まとめ|祈りと備えで、海の仕事を安全に

海で働くということは、常に命のリスクと隣り合わせにあるということです。だからこそ、漁師たちは「祈り」を大切にし、お守りを身につけて日々の安全を願ってきました。
現代では、祈願や授与によって得られる伝統的なお守りに加え、防水仕様のデバイスやGPS連携のSOS通知など、現実的な備えも充実してきました。
通販で入手できる神社のお守りや、プレゼントとしても人気の命のお守り、さらには祈りを込めた見守りツールまで、多様な選択肢がある時代です。
「心」と「技術」の両面から命を守る時代。この記事が、海で働くあなたや、あなたの大切な人の無事を支えるヒントになれば幸いです。